日常のささいなことの記録。
興味を持ったさまざまなことについて
記録していきたいと思います。
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ボジョレー、
ボージョレ、
ボージョレー。
毎年カタカナの記載が変わるような気がするのですが。
今日はボジョレーヌーボーの解禁日です。
15日が解禁日という事で、先進諸国では日本が一番早い解禁を迎える
との売り文句のもと、一斉にメディアが騒ぎ始めました。
でもヌーボーはその年の一番最初にでてくるワイン。
その年のワインの出来を知るという意味で重要だということですが、
実際にはその後に旬を迎えるブドウを使ったワインのほうが
美味しいのだと聞いたことがあります。
日本人は特にヌーボーだけに敏感に反応するのですが、その後の
ワインを試そうとしないのはもったいないことなのだとか。
これと同じようなことが紅茶の世界にもあります。
ダージリンは一年で三回の旬があり、
それぞれファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、オータムナルと
呼ばれていて、中でもセカンドフラッシュが一番おいしいと
されています。
ところが、日本人はやはりファーストフラッシュが好き。
紅茶葉の大手販売店ルピシアでもファーストフラッシュの試飲会
が行われたりとお祭り騒ぎになります。世界でもファーストフラッシュに
これほど食いつく国はないそうです。
僕は普段はほとんどお酒を飲みませんが、
ファーストフラッシュとセカンドフラッシュそれぞれの楽しみ方を覚えたように、
今年はヌーボーと旬のボージョレーの違いでも探ってみようかなと思います。
ボージョレ、
ボージョレー。
毎年カタカナの記載が変わるような気がするのですが。
今日はボジョレーヌーボーの解禁日です。
15日が解禁日という事で、先進諸国では日本が一番早い解禁を迎える
との売り文句のもと、一斉にメディアが騒ぎ始めました。
でもヌーボーはその年の一番最初にでてくるワイン。
その年のワインの出来を知るという意味で重要だということですが、
実際にはその後に旬を迎えるブドウを使ったワインのほうが
美味しいのだと聞いたことがあります。
日本人は特にヌーボーだけに敏感に反応するのですが、その後の
ワインを試そうとしないのはもったいないことなのだとか。
これと同じようなことが紅茶の世界にもあります。
ダージリンは一年で三回の旬があり、
それぞれファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、オータムナルと
呼ばれていて、中でもセカンドフラッシュが一番おいしいと
されています。
ところが、日本人はやはりファーストフラッシュが好き。
紅茶葉の大手販売店ルピシアでもファーストフラッシュの試飲会
が行われたりとお祭り騒ぎになります。世界でもファーストフラッシュに
これほど食いつく国はないそうです。
僕は普段はほとんどお酒を飲みませんが、
ファーストフラッシュとセカンドフラッシュそれぞれの楽しみ方を覚えたように、
今年はヌーボーと旬のボージョレーの違いでも探ってみようかなと思います。
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以前に職場デスクでの簡易紅茶セットの記事を書きましたが、
今回は自宅での紅茶セットです。
柳宗理氏デザインのカップとポット。
白さがきれいなボーンチャイナ製で、
紅茶の水色が美しく見えます。
少し厚手なので飲みにくかったり、
液ダレしたりしますが、保温性は
茶漉しは畳折りのもので折り目が細かく、
小さな茶がらもカットしてくれます。
そしてポットがもう一つ。ガラス製のもので、
お湯を注ぐと茶葉のジャンピングが楽しめます。
注ぎ口がしっかりしていて液だれはありません。
紅茶専門店花水木で購入。
肝心の紅茶は、写真奥の金色の袋。
これも花水木で購入した、
2006ダージリンオータムナルアンボッティア農園。
美味しくてふた袋購入したものがまだ残ってます。
アルミ製のジップのついた袋の中に脱酸素剤と
シリカゲルを入れて保存しておいたので、味の劣化は
ほとんどありません。
この袋の後ろには緑色のティーコジー。
ジャンピングが楽しめるガラス製のポットですが、
保温性が悪いので普段はこれをかぶせて保温しています。
これは吉祥寺に本店があるダージリン専門店リーフルで購入。
品のある緑色が気に入っています。
どれも機能性で選んだものなので、とてもシンプルなデザインの
ものばかり。
また、機能性の面でも薄手で飲みやすい、上に凸のカーブのもの。
となるとウェッジウッド製、ノリタケ製となってしまうので、
よりこだわったものは自分で十分に稼げるようになってから購入したいと
思います。
今はとにかくいろんな紅茶が飲んでみたい。
紅茶の入れ方に関しては長くなるのでまた今度
まとめて書きたいと思います。
今回は自宅での紅茶セットです。
柳宗理氏デザインのカップとポット。
白さがきれいなボーンチャイナ製で、
紅茶の水色が美しく見えます。
少し厚手なので飲みにくかったり、
液ダレしたりしますが、保温性は
茶漉しは畳折りのもので折り目が細かく、
小さな茶がらもカットしてくれます。
そしてポットがもう一つ。ガラス製のもので、
お湯を注ぐと茶葉のジャンピングが楽しめます。
注ぎ口がしっかりしていて液だれはありません。
紅茶専門店花水木で購入。
肝心の紅茶は、写真奥の金色の袋。
これも花水木で購入した、
2006ダージリンオータムナルアンボッティア農園。
美味しくてふた袋購入したものがまだ残ってます。
アルミ製のジップのついた袋の中に脱酸素剤と
シリカゲルを入れて保存しておいたので、味の劣化は
ほとんどありません。
この袋の後ろには緑色のティーコジー。
ジャンピングが楽しめるガラス製のポットですが、
保温性が悪いので普段はこれをかぶせて保温しています。
これは吉祥寺に本店があるダージリン専門店リーフルで購入。
品のある緑色が気に入っています。
どれも機能性で選んだものなので、とてもシンプルなデザインの
ものばかり。
また、機能性の面でも薄手で飲みやすい、上に凸のカーブのもの。
となるとウェッジウッド製、ノリタケ製となってしまうので、
よりこだわったものは自分で十分に稼げるようになってから購入したいと
思います。
今はとにかくいろんな紅茶が飲んでみたい。
紅茶の入れ方に関しては長くなるのでまた今度
まとめて書きたいと思います。
なかなかマニアックな紅茶のお菓子を見つけました。
小枝「祁門紅茶」。
ダージリン、ウバと並び三大紅茶に数えられる
キームンですが、日常生活で出会うことは
ほとんどありません。
トワイニングのプリンスオブウェールズが一番
身近な存在でしょうが、それをキームンだと
気付く人も少ないかもしれません。
そんなある意味“マニアック”なキームンのお菓子。
蘭の花にも例えられるキームンの香り。
香料を使って無理やりな気がしないでもないですが、
食べてみてすぐにそれとわかる、
キームンの風味をうまく再現しているお菓子です。
上品な感じにするためか甘すぎないのも良い
ポイントだと思います。
紅茶好きにはなかなか面白いお菓子です。
最近、ペットボトルでもウバやアッサムなど
個別の種類の紅茶が発売されてきました。
ちゃんと淹れた紅茶のほうがおいしいのは当然ですが、
その紅茶の味を再現できているのか飲んで試してみる
のも結構楽しいです。
この流れにのって、
ラプサンスーチョンのお菓子も作ってくれないかな(爆
爆の意味がわかるあなたは立派な紅茶通
小枝「祁門紅茶」。
ダージリン、ウバと並び三大紅茶に数えられる
キームンですが、日常生活で出会うことは
ほとんどありません。
トワイニングのプリンスオブウェールズが一番
身近な存在でしょうが、それをキームンだと
気付く人も少ないかもしれません。
そんなある意味“マニアック”なキームンのお菓子。
蘭の花にも例えられるキームンの香り。
香料を使って無理やりな気がしないでもないですが、
食べてみてすぐにそれとわかる、
キームンの風味をうまく再現しているお菓子です。
上品な感じにするためか甘すぎないのも良い
ポイントだと思います。
紅茶好きにはなかなか面白いお菓子です。
最近、ペットボトルでもウバやアッサムなど
個別の種類の紅茶が発売されてきました。
ちゃんと淹れた紅茶のほうがおいしいのは当然ですが、
その紅茶の味を再現できているのか飲んで試してみる
のも結構楽しいです。
この流れにのって、
ラプサンスーチョンのお菓子も作ってくれないかな(爆
爆の意味がわかるあなたは立派な紅茶通
日曜日に東京で用事があったので、
そのついでに銀座に新しくできたというリーフルの店舗に行ってきた。
リーフルと言えば吉祥寺に本店があるダージリン専門店。
僕が知る限り日本一の質を誇る茶葉の販売店だ。
吉祥寺店は店の雰囲気も良く、高級な茶葉でも惜しむことなく
試飲させてくれ、紅茶通(というのも失礼かもしれないが)の店員さん
による講釈もうけることができて大好きな店であるが、つくばから
行くとなると少しでも近い銀座に店舗ができたのは大きな喜びである。
とはいえ銀座店となると店の雰囲気もだいぶ変わってくる。
場所も和光や三越がある銀座のど真ん中。吉祥寺にはない
高級感が漂い、店のカウンターに並べてある紅茶葉が宝石さながらの
輝きを放っている。
並んだ茶葉を眺めながら味を想像するのも紅茶好きにとって最高の
楽しみ。いくつか気になった茶葉を購入することにした。
全て2007年ダージリンセカンドフラッシュで、
ひとつは定番。キャッスルトン・マスカテルDJ-187。
紅茶を始めたばかりの2年前、2005年のDJ-183には衝撃を受けた。
もうひとつはありえないほど茶葉が大きかった
フグリ・クローナルティッピーDJ-201。
ここまで大きいものはチャイナではあり得ない。クローナル特有のものだ
という話を受けたのだが、クローナルでもここまで大きいのは飲んだことがない。
そして、銀座店開店記念茶葉の2種。
ソウレニ・ブラックドラゴンEX-4、ソウレニ・パールティーEX-3。
ブラックドラゴンはおそらくチャイナであり、龍の爪のように大きく、丁寧に撚られた
茶葉が特徴。バールティーは芯芽が多く繊細なお茶であることが想像できる。
いや~、久しぶりにリーフルでの茶葉購入となったが、今回は試飲をあえてせずに
購入してみた。自分の想像と同じか、どのように違うか味わってみるのがとても楽しみ
である。
写真下はキャッスルトンとアールグレイのティーバッグ。おまけにという事でいただいた。
二つともさっそく飲んでみた。
リーフルのアールグレイは初めてだったが、先週のワイズティーと同様柑橘系の香り
がしていい感じ。ワイズティーよりは茶葉の主張が控えめでお湯を注いでからも
ベルガモットの香りが残っている。どちらをおいしいと感じるかは別として、技術的には
一段高いものを感じた。
そのついでに銀座に新しくできたというリーフルの店舗に行ってきた。
リーフルと言えば吉祥寺に本店があるダージリン専門店。
僕が知る限り日本一の質を誇る茶葉の販売店だ。
吉祥寺店は店の雰囲気も良く、高級な茶葉でも惜しむことなく
試飲させてくれ、紅茶通(というのも失礼かもしれないが)の店員さん
による講釈もうけることができて大好きな店であるが、つくばから
行くとなると少しでも近い銀座に店舗ができたのは大きな喜びである。
とはいえ銀座店となると店の雰囲気もだいぶ変わってくる。
場所も和光や三越がある銀座のど真ん中。吉祥寺にはない
高級感が漂い、店のカウンターに並べてある紅茶葉が宝石さながらの
輝きを放っている。
並んだ茶葉を眺めながら味を想像するのも紅茶好きにとって最高の
楽しみ。いくつか気になった茶葉を購入することにした。
全て2007年ダージリンセカンドフラッシュで、
ひとつは定番。キャッスルトン・マスカテルDJ-187。
紅茶を始めたばかりの2年前、2005年のDJ-183には衝撃を受けた。
もうひとつはありえないほど茶葉が大きかった
フグリ・クローナルティッピーDJ-201。
ここまで大きいものはチャイナではあり得ない。クローナル特有のものだ
という話を受けたのだが、クローナルでもここまで大きいのは飲んだことがない。
そして、銀座店開店記念茶葉の2種。
ソウレニ・ブラックドラゴンEX-4、ソウレニ・パールティーEX-3。
ブラックドラゴンはおそらくチャイナであり、龍の爪のように大きく、丁寧に撚られた
茶葉が特徴。バールティーは芯芽が多く繊細なお茶であることが想像できる。
いや~、久しぶりにリーフルでの茶葉購入となったが、今回は試飲をあえてせずに
購入してみた。自分の想像と同じか、どのように違うか味わってみるのがとても楽しみ
である。
写真下はキャッスルトンとアールグレイのティーバッグ。おまけにという事でいただいた。
二つともさっそく飲んでみた。
リーフルのアールグレイは初めてだったが、先週のワイズティーと同様柑橘系の香り
がしていい感じ。ワイズティーよりは茶葉の主張が控えめでお湯を注いでからも
ベルガモットの香りが残っている。どちらをおいしいと感じるかは別として、技術的には
一段高いものを感じた。
宇都宮にある紅茶の店「Y's tea」に行ってきた。
つくばにある紅茶の店「花水木」の店長さんに
勧められた店だ。
評価から言えば◎。
ここまで紅茶の本質をとらえている店はそうないだろう。
そもそもこの店に行こうと思ったきっかけは
花水木の店長さんにいただいたY's teaのアールグレイ、
「アールグレイ・ワイズ」だった。
アールグレイをダージリンなどと並べて称する人がいるが、
この二つは根本的に異なるお茶だ。ダージリンがインドの
ダージリン地方で栽培されている紅茶を示すのに対して、
アールグレイは紅茶にベルガモットの香りを付けた着香茶
であり、どの地方の茶葉を使っているかは問題ではない。
(この点、花水木はいろいろな地方の茶葉を使用したアール
グレイを置いていて良い。)
着香茶において、そのほとんどは香料で香り付けがされて
おり、粗悪なものになると人工香料が使われる。ベルガモット
とは柑橘系の果物であり果皮を入れて料理の香り付けに
使われることもあるものなのだが、人工香料のものからは
柑橘系だと感じられることはまずない。
アールグレイ自体柑橘系の香りだと気付く人はあまりいない
だろう。ところがこのアールグレイ・ワイズからは柑橘系の
さわやかな香りが感じられる。ベルガモットの果皮を加える
ことで“本物”の香りにこだわったらしい。通常の着香茶では
アロマ効果しか得ることができないが、果皮を加えることで
ベルガモットのハーブとしての効果も加えることができると
ここのオーナーさんは言う。
他にも色々と珍しいものを発見。
ティールームではまずミルクティーとスコーンを注文。
スコーンは焼き立てを用意してくれた。
ミルクティーも普通はアッサムを用いるが、ここのはドアーズ。
泡状のミルクが紅茶の上にのせられていて紅茶とミルクの
香りが両方とも生きている。通常はまったく別の物に生まれ
変わってしまうミルクティー。こういったアプローチもあるのだと
感動してしまった。
次に注文したのはJever Styleというドイツでの紅茶の飲み方。
茶葉はアッサム。まずティーカップにたっぷりと氷砂糖を入れる。
その後紅茶を注ぐとキンッという高い音を立てながら氷砂糖が
徐々に溶けていく。それを目で見て楽しみ、そして上澄みを
少しずつすすって味の変化を楽しむといったもの。
ミルクをいれるときもかき混ぜずに混ざっていく様子や色の濃淡
を見て楽しむらしい。なんとも風流な飲み方である。
ヨーロッパ人に瞬間を楽しむ心のゆとりがあったとは驚きだ。
帰りには店頭で販売していた茶葉を2種類購入。
ひとつはディンブラ。なんとリーフタイプのディンブラを売っていた。
ほとんどBOPでしか見たことがなく、一度セレクトショップで
OPの販売をしていたが、あっという間に売り切れていた。
これはセレクトのOPよりもリーフがしっかりしていてまるで産地ものの
ダージリンのよう。飲んでみるのがとても楽しみな紅茶だ。
もうひとつは栃木県産那須野紅茶の初摘のもので奇跡的にスモーキー
フレーバーを持つことができたという一品だ。オーナーさんが自分で
摘み、加工まで行ったらしい。
キームンなどの特徴としてあげられるスモーキーフレーバー。ラプサン
スーチョンのように着香したものではなく、キームン地方の気候がその
特徴を生んでいるとされるが、栃木県で奇跡的にもその特徴が再現
されたらしい。本当に偶然の産物だそうでこの収穫日だけしかできな
かったそうだが、紅茶を本当に愛しているオーナーさんのこと。
いつかキームンを超えるような紅茶がこの日本で栽培できるときが
くるかもしれない。
いやぁ、すばらしい店もあったものだ。つくばからは片道65km。
頻繁に通うのは難しいが、ぜひまた訪れたい店である。
つくばにある紅茶の店「花水木」の店長さんに
勧められた店だ。
評価から言えば◎。
ここまで紅茶の本質をとらえている店はそうないだろう。
そもそもこの店に行こうと思ったきっかけは
花水木の店長さんにいただいたY's teaのアールグレイ、
「アールグレイ・ワイズ」だった。
アールグレイをダージリンなどと並べて称する人がいるが、
この二つは根本的に異なるお茶だ。ダージリンがインドの
ダージリン地方で栽培されている紅茶を示すのに対して、
アールグレイは紅茶にベルガモットの香りを付けた着香茶
であり、どの地方の茶葉を使っているかは問題ではない。
(この点、花水木はいろいろな地方の茶葉を使用したアール
グレイを置いていて良い。)
着香茶において、そのほとんどは香料で香り付けがされて
おり、粗悪なものになると人工香料が使われる。ベルガモット
とは柑橘系の果物であり果皮を入れて料理の香り付けに
使われることもあるものなのだが、人工香料のものからは
柑橘系だと感じられることはまずない。
アールグレイ自体柑橘系の香りだと気付く人はあまりいない
だろう。ところがこのアールグレイ・ワイズからは柑橘系の
さわやかな香りが感じられる。ベルガモットの果皮を加える
ことで“本物”の香りにこだわったらしい。通常の着香茶では
アロマ効果しか得ることができないが、果皮を加えることで
ベルガモットのハーブとしての効果も加えることができると
ここのオーナーさんは言う。
他にも色々と珍しいものを発見。
ティールームではまずミルクティーとスコーンを注文。
スコーンは焼き立てを用意してくれた。
ミルクティーも普通はアッサムを用いるが、ここのはドアーズ。
泡状のミルクが紅茶の上にのせられていて紅茶とミルクの
香りが両方とも生きている。通常はまったく別の物に生まれ
変わってしまうミルクティー。こういったアプローチもあるのだと
感動してしまった。
次に注文したのはJever Styleというドイツでの紅茶の飲み方。
茶葉はアッサム。まずティーカップにたっぷりと氷砂糖を入れる。
その後紅茶を注ぐとキンッという高い音を立てながら氷砂糖が
徐々に溶けていく。それを目で見て楽しみ、そして上澄みを
少しずつすすって味の変化を楽しむといったもの。
ミルクをいれるときもかき混ぜずに混ざっていく様子や色の濃淡
を見て楽しむらしい。なんとも風流な飲み方である。
ヨーロッパ人に瞬間を楽しむ心のゆとりがあったとは驚きだ。
帰りには店頭で販売していた茶葉を2種類購入。
ひとつはディンブラ。なんとリーフタイプのディンブラを売っていた。
ほとんどBOPでしか見たことがなく、一度セレクトショップで
OPの販売をしていたが、あっという間に売り切れていた。
これはセレクトのOPよりもリーフがしっかりしていてまるで産地ものの
ダージリンのよう。飲んでみるのがとても楽しみな紅茶だ。
もうひとつは栃木県産那須野紅茶の初摘のもので奇跡的にスモーキー
フレーバーを持つことができたという一品だ。オーナーさんが自分で
摘み、加工まで行ったらしい。
キームンなどの特徴としてあげられるスモーキーフレーバー。ラプサン
スーチョンのように着香したものではなく、キームン地方の気候がその
特徴を生んでいるとされるが、栃木県で奇跡的にもその特徴が再現
されたらしい。本当に偶然の産物だそうでこの収穫日だけしかできな
かったそうだが、紅茶を本当に愛しているオーナーさんのこと。
いつかキームンを超えるような紅茶がこの日本で栽培できるときが
くるかもしれない。
いやぁ、すばらしい店もあったものだ。つくばからは片道65km。
頻繁に通うのは難しいが、ぜひまた訪れたい店である。