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日常のささいなことの記録。 興味を持ったさまざまなことについて 記録していきたいと思います。
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カテゴリーとは少し離れるのですが、
日本茶ソムリエと呼ばれる人がいる店に行ってきました。

sasanoma001.jpg










「茶々の間」
表参道ヒルズの向かい側を少し奥に行ったところにある店。

以前、テレビ番組で知って興味を持ったのですが、
体系づけられている紅茶に比べて、
方向性が少し曖昧な(知識がないのでそのように感じるだけかもしれませんが)
日本茶。

詳しい人にその魅力を教えてもらえたら。
そんな期待を込めて足をのばしてみることに。

店に入ってすぐお茶を頼もうとしたのですが、
このとき、かなりお腹がペコペコ。
空腹状態でお茶を飲むと、
苦さ、渋さが強調されたり、カフェインが体に入るのをつらく感じたり
するので、少し食事をしてお腹を満たすことにしました。

食事そのものが味覚を麻痺させることにならないかとも
心配したのですが、そこは日本茶専門店だけあって
刺激が強くないものが揃っています。

僕は店のお勧めである美人粥セット。
発芽玄米のお粥に特製のおしんこ、梅干し、
日替豊熟豚のおかずがついてきます。

なんともヘルシーなセットなのですが、
味のない発芽玄米のお粥を食べるのが
なんともつらい。
白米と違って噛み締めても甘みが湧きません。

それでもおしんこ、梅干し、おかずを利用して
なんとか食べきりました。

きっとこのくらいが塩分も控えめでいいのでしょうね。
コンビニで売っているようなものだと、一品一品が
しっかりと味付けされているので、かなりの塩分を
摂取することになるのではないでしょうか。

そんなお茶のための食事を済ませる、
やっと念願のティータイムに。

頼んだのは極和・秋津島。
これぞ緑茶といったものだそうです。
日本茶ソムリエの和多田 善さん直々にお茶を入れていただきました。

まず驚いたのはその淹れ方。
台湾茶ともそのほかの日本茶とも一線を画す独特な手法です。

まず、台湾茶でやるようにお湯をかけて茶器を温め、
緑茶の良さである甘み、旨みをだすために、
一度沸騰させた湯を何度も空気を含ませるように
高いところから、器から器に移し替えます。

熱湯から60℃くらいまで温度を下げると、
小皿に盛られた茶葉にお湯を含ませます。
量は本当にほんの少し。

それを最後の一滴まで器に移すと、
それが「どうぞ」の声と共に目前にだされました。

少なっ!
それが一番正直な感想です。

小さな器の底の方に注がれているお茶は
本当にほんのちょっぴり。
10ccほどしかありません。
飲むといった量ではありませんでした。

「舌先で味わうように飲んで下さい」
和多田さんに言われて、器に口をつけようとすると、
これが日本茶?というほど強い香りが漂ってきます。

でも、やはり少ない・・・
どんなにありがたがって飲んでもわずか10ccですので、
あっという間になくなってしまいます。

「次をお入れしますか?」
和多田さんが聞いてきます。

日本茶は渋さではなく、甘さを味わうもの。
熱湯で淹れるので一煎以降はうまみが失われる
紅茶と違って、何杯も楽しむことができるのだそうです。

杯を重ねるごとに水量も増やしていくそう。
3杯目以降は普通の美味しいお茶になっていくそうですが、
それまではとても香り高く、鼻を抜けていく新鮮な香りは
紅茶には出せない良さがあります。

4煎目。やっとコップに半量程度の量になりました。
それでも出がらしといった感じは全くなく、
緑茶独特の色もうまみも十分にあります。

でもやはりあの香りだけは1杯目から徐々に弱くなってきました。
あの10ccにも満たない一杯はものすごく贅沢な一杯だったのだと
思い返します。

結果的に計6煎くらい頂いたと思います。
味の変化も面白く、飲んでいる間和多田さんに
日本茶のいろいろなことを教わりました。

日本茶初心者としてはとても贅沢な第一歩でした。

お土産に茶葉も購入。
この日頂いた極和・秋津島と、茶匠望月庄司作『櫻薫』。

外国人にも人気の高いお茶で、名前にあるように非常に香りが豊かなようです。
フランス人にも好きな人が多いとのことですが、どうもフランスの方は旨味が
あるお茶が苦手なそうです。
日本人には旨味は重要ですし、旨味が苦手というのはいったいどういうことなのか、
いまいち理解できませんがやはり紅茶と比べると癖が
あるように感じるのでしょうか?

フランス人に緑茶を飲ませる機会があったらぜひ感想を聞いてみたいですね。
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