[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
夏の訪れ、真っ最中、そして夏の終わり、
暑い夏の中でも微妙な変化を教えてくれるセミの声。
カナカナカナカナと鳴くヒグラシ
ミーンミンミンとミンミンゼミ
ジーーーーとアブラゼミ
そしてひときわ特徴的な鳴き方をするセミ。それが、
ツクツクボウシ。
皆さんはツクツクボウシの鳴き方をどう表現するだろうか?
僕の場合はこうだ。
ツクツクボーシ、ツクツクボーシ、ツクツクボーシ、ツクツクボーシ
シウース、シウース、シウース、ジーーーーー
これに関する突っ込みはともかくとして、
これほど複雑な鳴き方をするセミはいないだろう。
このセミを皆さんは見たことがありますか?
え?ある?
そうですよね。こんな特徴的な鳴き声。
その元を探してみるのはごく自然な事だと思います。
恥ずかしながら僕はこの29歳の夏、
初めてツクツクボウシなるものを見ました。
今まで鳴き声の主を探そうとした事は幾数度とあったのですが、
そのいずれもが失敗だったのだと思い知らされました。
それほどそのセミを見たときの衝撃は大きいものでした。
木の下を通るとその声を止めるツクツクボウシ。
今日こそはその主を見つけてやろうとじっとしていると
再びツクツクボーシ・・との声。
その声の放つ先は意外と近く、手を伸ばせば届く距離。
が、放たれているのはそのセミからなのに、
僕にはそれがどうしても信じられません。
我に返って最初に出てきた感想はこうです。
「ちっちゃ!」
体長約3センチの小さなセミがけたたましく大きな声をあげて
鳴いています。
ツクツクボーシ・・・
ツクツクボウシはちっちゃいセミだったのです!
え?常識?
アブラゼミくらいはあるだろうなと漠然と思っていた僕には
とても衝撃的な事実でした。
あんだけ大きな声で鳴くんだからそのくらいはあるのかと。
思い込みだけで、実は分かっていない事は
結構あるものです。
恥ずかしいといってしまえばそれまでですが、
衝撃的な思いで事実を確認できる事が
実は楽しかったりします。