日常のささいなことの記録。
興味を持ったさまざまなことについて
記録していきたいと思います。
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宇都宮にある紅茶の店「Y's tea」に行ってきた。
つくばにある紅茶の店「花水木」の店長さんに
勧められた店だ。
評価から言えば◎。
ここまで紅茶の本質をとらえている店はそうないだろう。
そもそもこの店に行こうと思ったきっかけは
花水木の店長さんにいただいたY's teaのアールグレイ、
「アールグレイ・ワイズ」だった。
アールグレイをダージリンなどと並べて称する人がいるが、
この二つは根本的に異なるお茶だ。ダージリンがインドの
ダージリン地方で栽培されている紅茶を示すのに対して、
アールグレイは紅茶にベルガモットの香りを付けた着香茶
であり、どの地方の茶葉を使っているかは問題ではない。
(この点、花水木はいろいろな地方の茶葉を使用したアール
グレイを置いていて良い。)
着香茶において、そのほとんどは香料で香り付けがされて
おり、粗悪なものになると人工香料が使われる。ベルガモット
とは柑橘系の果物であり果皮を入れて料理の香り付けに
使われることもあるものなのだが、人工香料のものからは
柑橘系だと感じられることはまずない。
アールグレイ自体柑橘系の香りだと気付く人はあまりいない
だろう。ところがこのアールグレイ・ワイズからは柑橘系の
さわやかな香りが感じられる。ベルガモットの果皮を加える
ことで“本物”の香りにこだわったらしい。通常の着香茶では
アロマ効果しか得ることができないが、果皮を加えることで
ベルガモットのハーブとしての効果も加えることができると
ここのオーナーさんは言う。
他にも色々と珍しいものを発見。
ティールームではまずミルクティーとスコーンを注文。
スコーンは焼き立てを用意してくれた。
ミルクティーも普通はアッサムを用いるが、ここのはドアーズ。
泡状のミルクが紅茶の上にのせられていて紅茶とミルクの
香りが両方とも生きている。通常はまったく別の物に生まれ
変わってしまうミルクティー。こういったアプローチもあるのだと
感動してしまった。
次に注文したのはJever Styleというドイツでの紅茶の飲み方。
茶葉はアッサム。まずティーカップにたっぷりと氷砂糖を入れる。
その後紅茶を注ぐとキンッという高い音を立てながら氷砂糖が
徐々に溶けていく。それを目で見て楽しみ、そして上澄みを
少しずつすすって味の変化を楽しむといったもの。
ミルクをいれるときもかき混ぜずに混ざっていく様子や色の濃淡
を見て楽しむらしい。なんとも風流な飲み方である。
ヨーロッパ人に瞬間を楽しむ心のゆとりがあったとは驚きだ。
帰りには店頭で販売していた茶葉を2種類購入。
ひとつはディンブラ。なんとリーフタイプのディンブラを売っていた。
ほとんどBOPでしか見たことがなく、一度セレクトショップで
OPの販売をしていたが、あっという間に売り切れていた。
これはセレクトのOPよりもリーフがしっかりしていてまるで産地ものの
ダージリンのよう。飲んでみるのがとても楽しみな紅茶だ。
もうひとつは栃木県産那須野紅茶の初摘のもので奇跡的にスモーキー
フレーバーを持つことができたという一品だ。オーナーさんが自分で
摘み、加工まで行ったらしい。
キームンなどの特徴としてあげられるスモーキーフレーバー。ラプサン
スーチョンのように着香したものではなく、キームン地方の気候がその
特徴を生んでいるとされるが、栃木県で奇跡的にもその特徴が再現
されたらしい。本当に偶然の産物だそうでこの収穫日だけしかできな
かったそうだが、紅茶を本当に愛しているオーナーさんのこと。
いつかキームンを超えるような紅茶がこの日本で栽培できるときが
くるかもしれない。
いやぁ、すばらしい店もあったものだ。つくばからは片道65km。
頻繁に通うのは難しいが、ぜひまた訪れたい店である。
つくばにある紅茶の店「花水木」の店長さんに
勧められた店だ。
評価から言えば◎。
ここまで紅茶の本質をとらえている店はそうないだろう。
そもそもこの店に行こうと思ったきっかけは
花水木の店長さんにいただいたY's teaのアールグレイ、
「アールグレイ・ワイズ」だった。
アールグレイをダージリンなどと並べて称する人がいるが、
この二つは根本的に異なるお茶だ。ダージリンがインドの
ダージリン地方で栽培されている紅茶を示すのに対して、
アールグレイは紅茶にベルガモットの香りを付けた着香茶
であり、どの地方の茶葉を使っているかは問題ではない。
(この点、花水木はいろいろな地方の茶葉を使用したアール
グレイを置いていて良い。)
着香茶において、そのほとんどは香料で香り付けがされて
おり、粗悪なものになると人工香料が使われる。ベルガモット
とは柑橘系の果物であり果皮を入れて料理の香り付けに
使われることもあるものなのだが、人工香料のものからは
柑橘系だと感じられることはまずない。
アールグレイ自体柑橘系の香りだと気付く人はあまりいない
だろう。ところがこのアールグレイ・ワイズからは柑橘系の
さわやかな香りが感じられる。ベルガモットの果皮を加える
ことで“本物”の香りにこだわったらしい。通常の着香茶では
アロマ効果しか得ることができないが、果皮を加えることで
ベルガモットのハーブとしての効果も加えることができると
ここのオーナーさんは言う。
他にも色々と珍しいものを発見。
ティールームではまずミルクティーとスコーンを注文。
スコーンは焼き立てを用意してくれた。
ミルクティーも普通はアッサムを用いるが、ここのはドアーズ。
泡状のミルクが紅茶の上にのせられていて紅茶とミルクの
香りが両方とも生きている。通常はまったく別の物に生まれ
変わってしまうミルクティー。こういったアプローチもあるのだと
感動してしまった。
次に注文したのはJever Styleというドイツでの紅茶の飲み方。
茶葉はアッサム。まずティーカップにたっぷりと氷砂糖を入れる。
その後紅茶を注ぐとキンッという高い音を立てながら氷砂糖が
徐々に溶けていく。それを目で見て楽しみ、そして上澄みを
少しずつすすって味の変化を楽しむといったもの。
ミルクをいれるときもかき混ぜずに混ざっていく様子や色の濃淡
を見て楽しむらしい。なんとも風流な飲み方である。
ヨーロッパ人に瞬間を楽しむ心のゆとりがあったとは驚きだ。
帰りには店頭で販売していた茶葉を2種類購入。
ひとつはディンブラ。なんとリーフタイプのディンブラを売っていた。
ほとんどBOPでしか見たことがなく、一度セレクトショップで
OPの販売をしていたが、あっという間に売り切れていた。
これはセレクトのOPよりもリーフがしっかりしていてまるで産地ものの
ダージリンのよう。飲んでみるのがとても楽しみな紅茶だ。
もうひとつは栃木県産那須野紅茶の初摘のもので奇跡的にスモーキー
フレーバーを持つことができたという一品だ。オーナーさんが自分で
摘み、加工まで行ったらしい。
キームンなどの特徴としてあげられるスモーキーフレーバー。ラプサン
スーチョンのように着香したものではなく、キームン地方の気候がその
特徴を生んでいるとされるが、栃木県で奇跡的にもその特徴が再現
されたらしい。本当に偶然の産物だそうでこの収穫日だけしかできな
かったそうだが、紅茶を本当に愛しているオーナーさんのこと。
いつかキームンを超えるような紅茶がこの日本で栽培できるときが
くるかもしれない。
いやぁ、すばらしい店もあったものだ。つくばからは片道65km。
頻繁に通うのは難しいが、ぜひまた訪れたい店である。
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